人気にあらがうな!? 京都大賞典過去20年のデータ分析
京都大賞典過去20年のデータ分析
京都大賞典とは?
京都大賞典とは秋の京都開催を始まりを告げる重賞として有名であるレースである。
さらに実績馬の秋古馬GⅠの活躍を占ううえでも重要なレースであることは間違いない。
しかし近年小頭数で行われることもあり、実績馬以外の上り馬であったとしても軽視は禁物である。
京都大賞典レースコース
スタンド右手奥のポケットからスタートすることにより、最初のコーナーまで600M近い直線がある。
そのため枠の有利不利はそこまで大きくなく位置取りが取れることにある。
3,4コーナーは大きな高低差を上り下ってくるため勢いが付きやすいが、4コーナーはカーブは思ったよりは緩くなく勢いのままに外に回ってしまうリスクに注意しておきたい。
京都大賞典過去20年実績の基本データ
人気と過去実績の関係性
実績豊富な上位人気
過去20年で一番人気が8勝、さらに一~五番人気で19勝と1着になるには上位人気に支持される必要がある。さらに1、2番人気の連帯率は60%越えであることから、1,2番人気は素直に支持するのが賢明である。
二けた人気は厳しいけれども?
二けた人気の実績は極めて乏しく支持するためにはそれなりの考えをもっておかなければならない。
馬番と過去実績の関係性
多少内枠有利?
頭数が少ないことも多く一概に枠順で有利不利をつけることは出来ないが、過去20年の実績からは内枠になると連帯率が高い傾向であるとわかる。
人気と枠順のクロス集計(連帯率)
1~3番人気は3枠と5枠が好走
過去20年の実績だと1~3番人気が3,5枠に入ると連帯率が70%を超えている。一方で1~3番人気の3枠は連対率が低く注意してもいいかもしれない。
厩舎エリア別実績
苦戦中の関東馬
連帯率こそ20%を超えるものの、関東馬は過去20年一勝もしていない。オールカマーや毎日王冠が同時に開催されるため、関東有力馬が出走しないことが原因なのかもしれない。
馬の性別と過去実績の関係性
軸を迷ったら牡馬か
牡馬、牝馬で大きな連帯率の違いはないものの、迷った場合は牡馬を選んでもいいかもしれない。
馬齢と過去実績の関係性
実力に馬齢は関係ない?
4歳馬、5歳馬が高連帯率であるが、7歳馬であっても有力馬や実績馬に限っては十分に連帯する可能性あるので、馬齢だけで人気や実績を軽視するのは禁物かもしれない。
前走クラスと過去実績の関係性
前走重賞馬に注目
過去20年において一着馬の前走は全て重賞であり、そのうちGⅠからの出走は12勝している。
上り馬は連帯まで?
前走OP競争に出走した馬の連帯率は7.4%と苦戦しているが、前走1600万下に出走した馬の連帯率は42.9%と前走GⅠ組よりも高い連帯率を誇っている。しかし、一着になった前走1600万下出走組はいないので、狙う馬券は複勝にとどめるべきかもしれない。
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