府中牝馬ステークス過去20年実績と傾向

2019年10月9日

府中牝馬ステークス20年のデータ分析

府中牝馬ステークスとは?

府中牝馬ステークスは秋の東京競馬場芝1800Mに行われる牝馬限定の重賞である。主な位置づけとしては11月に京都で行われるエリザベス女王杯の重要なステップレースの一つである。近年では優秀な成績を収めた馬は香港や秋GⅠに向かうことも少なくない。

府中牝馬ステークスのレースコース


東京芝1800Mは1コーナーと2コーナーの脇にあるポケットからスタートすることにより、多頭数になると内枠と外枠で距離の差が出てしまう恐れがある。
また4コーナーを周った後に長い直線とダラダラ坂を控えており、単純に先行するだけで勝てるようなコース形態ではない。

 

府中牝馬ステークス過去20年実績の基本データ

人気と過去実績の関係性

連帯率の1番人気

過去20年1番人気が連帯を外したのは5回のみで、15年は必ず連帯している。1番人気の馬にある程度自信が持てる場合は迷わず軸にする価値はありそうだ。

不気味な4、5番人気?

過去20年間で9回も4,5馬人気が1着になっており軽視は禁物である。

馬番と過去実績の関係性

最内&大外?

馬番に関係なく実績はあるが、連帯率ベースで考えると最内と大外を注目したい。

人気と枠順のクロス集計(連帯率)

1~3番人気は1枠と5,6枠が高実績

1~3番人気が1枠と5枠、6枠で出走すると連帯率は70%を超えており、積極的に軸にしたい条件といえる。一方で1~3番人気が2、4、7枠に入ると連帯率が少し低く警戒しておきたい条件だといえる。

人気と脚質のクロス集計(連帯率)

人気薄の逃げ馬は期待薄?

過去20年7番人気以下の馬が逃げた場合の連帯率は0%(0/10)となっている。しかし7番人気~9番人気の先行馬は連帯実績があることも忘れないで起きたい。

厩舎エリア別実績

苦戦中の関東馬と善戦しやすい関西馬

東京競馬場での開催であることから関東馬に目が行きがちであるが実績がいいのは関西馬である。このデータが結果に直接結びつくわけではないが、頭の片隅に抑えておいてもいいデータかもしれない。

馬齢と過去実績の関係性

4、5歳馬のみで十分?

過去20年間のうちの掲示板に乗った馬の9割近くが4,5歳馬である。このこととから4,5歳以外の軸馬選択は極めて危険であると言える。

前走クラスと過去実績の関係性

前走クラスを過信してはいけない?

過去20年において一番実績ある前走クラスはOP特別からの参戦である。これらのデータは前走のレースレベル過信したり侮ることを戒めているのかもしれない。

前走クラスと前走競争実績クロス集計

前走G1で大敗した馬は期待薄?

前走GⅠに出走した10着以下に敗れた馬は過去20年間での連帯率は0%であり、巻き返しを期待するのは厳しいかもしれない。

前走GⅢ1着馬は高実績?

前走GⅢで1着になった馬の府中牝馬ステークスでの連帯率は45.8%であり、なおかつ24回の試行回数があることから再現性も高い可能性がることから、当日は必ず押さえたいデータの一つかもしれない。

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