有馬記念ラップタイム徹底分析

2021年12月18日

有馬記念とは

12月下旬のクリスマスの時期に中山競馬場芝2500メートルで行われる冬のグランプリレースである。出走馬はファン投票の上位10頭には優先出走権などが与えられる。また、天皇賞秋、ジャパンカップと合わせて秋古馬三冠といわれ、一線級の古馬が集まるとして有名である。

2020年の有馬記念

2020年の有馬記念ラップタイム

2020年の有馬記念競争成績 馬場:

着順 馬名 馬番 人気 斤量 走破タイム 着差 コーナー通過順位 上がりタイム
1着 クロノジェネシス 9 1 55 2分35秒 12,12,3,3 36.2
2着 サラキア 14 11 55 2分35秒 クビ 13,13,13,12 35.4
3着 フィエールマン 13 2 57 2分35.1秒 クビ 2,4,2,2 36.5
4着 ラッキーライラック 7 4 55 2分35.5秒 2.1/2 9,9,7,5 36.5
5着 ワールドプレミア 5 5 57 2分35.6秒 1/2 5,5,10,12 36.3
5着 カレンブーケドール 10 3 55 2分35.6秒 同着 8,5,3,3 36.8
7着 ペルシアンナイト 8 12 57 2分35.6秒 アタマ 9,9,10,9 36.2

2020年の有馬記念のラップタイム分析

クロノジェネシスの仕掛けタイミング次第が決まった一戦といえる。またスローよりの走破タイムではあったが、先行勢は掲示板にフィエールマンしか残らなかった事を考えると、道中は思った以上にスタミナのかかる馬場になっていたと考えられる。また2着馬の サラキアは展開が向いたとはいえ、仕掛けのタイミング次第ではクロノジェネシスを負かすこともできたと考えられる。

 

2019年の有馬記念のラップタイム

2019年の有馬記念ラップタイム 馬場:良

2019年の有馬記念競争成績

着順 馬名 馬番 人気 斤量 走破タイム 着差 コーナー通過順位 上がりタイム
1着 リスグラシュー 6 2 55 2分30.5秒 10,10,11,9 34.7
2着 サートゥルナーリア 10 3 55 2分31.3秒 5 13,13,11,7 35.4
3着 ワールドプレミア 7 4 55 2分31.4秒 クビ 15,16,16,16 35
4着 フィエールマン 5 6 57 2分31.6秒 1.1/2 10,10,9,4 36
5着 キセキ 11 7 57 2分31.6秒 クビ 12,12,11,9 35.8
6着 シュヴァルグラン 16 14 57 2分31.6秒 1.3/4 14,14,14,13 35.8
7着 レイデオロ 8 9 57 2分31.6秒 1.1/4 15,14,14,13 36

2019年の有馬記念のラップタイム分析

1700Ⅿまでは極めて速かった。そのため先行勢は全滅となり、後ろよりで足を残していた各馬が健闘するレースとなった。その中でもリスグラシューの切れ味は鋭く、他馬との力さを見せつけるグランプリホースの名に恥じない結果になったといえる。

2018年の有馬記念のラップタイム

2018年の有馬記念ラップタイム 馬場:稍重

2018年の有馬記念競争成績

着順 馬名 馬番 人気 斤量 走破タイム 着差 コーナー通過順位 上がりタイム
1着 ブラストワンピース 8 3 55 2分32.2秒 6,6,7,4 35.7
2着 レイデオロ 12 1 57 2分32.2秒 クビ 9,9,9,8 35.4
3着 シュヴァルグラン 15 9 57 2分32.4秒 1.1/4 13,11,11,10 35.5
4着 ミッキーロケット 11 8 57 2分32.7秒 1.1/2 2,2,2,2 36.6
5着 キセキ 14 2 57 2分32.8秒 3/4 1,1,1,1 37.5
6着 サトノダイヤモンド 6 6 57 2分32.8秒 クビ 8,8,7,8 36.2
7着 サクラアンプルール 16 15 57 2分32.8秒 クビ 13,14,14,12 35.6

2018年の有馬記念のラップタイム分析

キセキが作った淀みない流れではあったが、最後の直線でキセキやミッキーロケットが勝ち負けできるほどの余裕は残っていなかった。一方で、後方各馬が切れ味勝負に持ち込めるほど、先行馬は疲弊しておらず、押し出される形でブラスワンピースが優勝した一戦といえる。

2017年の有馬記念のラップタイム

2017年の有馬記念ラップタイム 馬場:良

2017年の有馬記念競争成績

着順 馬名 馬番 人気 斤量 走破タイム 着差 コーナー通過順位 上がりタイム
1着 キタサンブラック 2 1 57 2分33.6秒 1,1,1,1 35.2
2着 クイーンズリング 3 8 55 2分33.8秒 1.1/2 4,5,5,3 35.1
3着 シュヴァルグラン 10 3 57 2分33.8秒 ハナ 8,8,8,8 34.8
4着 スワーヴリチャード 14 2 55 2分33.8秒 クビ 10,12,10,8 34.5
5着 ルージュバック 11 10 55 2分34秒 1.1/4 16,16,16,16 34.3
6着 シャケトラ 7 7 57 2分34秒 3/4 2,2,2,2 35.6
7着 サウンズオブアース 16 14 57 2分34秒 クビ 15,14,13,15 34.7

2017年の有馬記念のラップタイム分析

キタサンブラックが有利な展開を作りつつ、3コーナーよりロングスパートをかけたことで自信に有利な展開を作り出した1戦である。キタサンブラックに真っ向勝負を挑む馬が居たら変わったかもしれないが、それが出来ない風格がキタサンブラックにはあったのだと思われる。

 

2016年の有馬記念のラップタイム

2016年の有馬記念ラップタイム 馬場:良

2016年の有馬記念競争成績

着順 馬名 馬番 人気 斤量 走破タイム 着差 コーナー通過順位 上がりタイム
1着 サトノダイヤモンド 11 1 55 2分32.6秒 4,3,3,3 35.5
2着 キタサンブラック 1 2 57 2分32.6秒 クビ 2,2,2,2 35.8
3着 ゴールドアクター 2 3 57 2分32.7秒 1/2 3,3,3,3 35.7
4着 ヤマカツエース 4 8 57 2分32.9秒 1.1/4 9,10,13,12 35.1
5着 ミッキークイーン 8 7 55 2分33秒 クビ 9,9,6,6 35.8
6着 シュヴァルグラン 14 5 57 2分33秒 1/2 11,10,8,5 35.7
7着 アルバート 15 10 57 2分33秒 1.1/2 11,12,15,16 35.3

2016年の有馬記念のラップタイム分析

マルターズアポジーが作り出した早い流れであり、若干先行勢に負荷が多かったが、3強には影響がなかった一戦といえる。しかし斤量さや有馬記念の時期を考えると、自力が一番有ったのはキタサンブラックだったのかもしれない。